2015-02-24

歴史に名を残した日本人 伊藤壇

Photo Masayori Ishikawa

 アジアの渡り鳥、伊藤壇。現在まで17ヶ国でプレーし、最も多くの国でプレーするサッカー選手としてギネスブックにも認定されている。現役プロ選手を続けながら、昨年には「チャレンジャス・アジア」という企画を立ち上げ、自身の今までの経験を活かすため、アジアへ挑戦する選手のためにサポートも始めた。

 伊藤壇は、2012年にカンボジアリーグでもプレーしている。当初プノンペンクラウンと契約直前までいったが、選手登録人数の関係で白紙へ。それでも経験からすぐに切り替え、ビルブライトユナイテッドの練習へ行き、即契約にこぎつけたと、当時のことを香港ポストの記事に自身で書き残している。

 そしてチームに加わりキャプテンを任された伊藤は、リーグ戦で大活躍。その時のカンボジアフットボール関係者の日記に 「36歳という年齢でチームを引っ張る日本人伊藤壇は、カンボジアフットボールにセンセーションを巻き起こした」  と褒め称えていた。

 昨秋、あるクラブの監督に 「伊藤は今はどこでプレーしているんだ」 と聞かれたことがある。それぐらい、今でも同国の関係者の中で日本人選手の話になると、伊藤の名前が出てくることは珍しくない。

 カンボジアフットボールの歴史に名を残した日本人伊藤壇。今後彼がカンボジアへ訪れることがあったとしたら、カンボジアは彼を温かく迎えてくれることだろう。

伊藤壇

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