2015-05-31

プノンペンクラウンのスタジアムが完成!



 プノンペンクラウンのホームスタジアムがいよいよ完成です。サッカー専用スタジアムで、ナイターゲームも対応可能な照明も設置しました。


 そのこけら落としとして、ユースカップが開催されます。参加クラブはマレーシアのフレンツユナイテッド。タイのチョンブリ、ムアントンの強豪クラブを迎え総当たりで開催されます。

 カンボジア国内では初の本格的なサッカー専用スタジアム。新しい時代の到来を感じさせます。国内リーグはもちろん、育成環境にも大きな変化を与えていくのではないかと大きな期待が寄せられています。とても楽しみです。

2015-05-29

W杯予選、シーゲームに向けて準備を進めるカンボジア代表

Photo Kem Sovanna

 カンボジア代表は28日、プノンペンのナショナルスタジアムでアフリカンオールスターズと対戦し2-2で引き分けた。また、その前日にはU23カンボジア代表がカンボジア1部リーグのナーガワールドFCと対戦し、6-2で勝利した。

 W杯予選、そしてシーゲームに向けて順調に調整を行えていると言っていいだろう。特にU23カンボジア代表は、シーゲームで大きな驚きを魅せてくれるかもしれない。

2015-05-25

新カンボジア国立競技場の最終デザインを発表!

Photo Phnom Penh Post

 カンボジアのフンセン首相は18日、2023年東南アジア競技大会(シーゲーム)開催に向けて建設計画を進めている新カンボジア国立競技場の最終デザインを発表しました。

 同スタジアムの建設費用についてオリンピック委員会の関係者は、「以前フンセン首相が訪中した際、中国国家主席である習近平氏との会談で、中国政府が建設資金の提供を約束しました。」とコメント。つまり、当初の予定通り、ほぼ中国政府の援助によって建設されることが決定したということです。

 この新国立競技場は、2013年より建設現場の地面を工事し始め現在のところ60%の段階とのことで、今後4~5年の間に完成を目指して着工される予定。収容人員は60,000人で、周辺には他の競技施設や選手村なども建設される予定とのことです。

 またフンセン首相は、シーゲーム開幕を前に選手やコーチのサラリーを引き上げることも発表しました。それにより生活環境やトレーニングの質も高めることができるだろうと話しています。政府が先頭に立ってスポーツに力を入れると明言していたカンボジア。少しずつではありますが、前に進んでいるようです。



 

2015-05-23

シンガポールカップ スヴァイリエンFCは1-2でアルビレックス新潟シンガポールに敗戦

Photo  Albirex FC(S)

 カンボジア1部リーグのスヴァイリエンFCは22日、シンガポールカップでアルビレックス新潟シンガポールと対戦し1-2で敗れ、準々決勝進出はならなかった。

 前半アルビレックスに先制されるも、スヴァイリエンは25分にコーナーキックから日本人谷選手が合わせて同点に追いつく。しかし、後半逆転を許した。


 谷選手のコメント(Twitterより)
 「チーム的には点差以上の差は感じましたが、通じる部分もあり、これからそこは伸ばして行けるのではないかなと思います。
個人的には、点取りました!が、数少ないチャンスを決めきれなく、勝利には導けませんでした。来週からはリーグに向けて、やっていきます!応援ありがとうございました!! 」

2015-05-22

サッカー連盟はシーゲームの勝利ボーナスを約束

Photo Masayori Ishikawa

 カンボジアサッカー連盟は21日、シーゲーム(東南アジア競技大会)に出場するU23カンボジア代表へ勝利ボーナスを支給することを発表した。

1.予選リーグ 毎試合勝利ごとに → $US10,000

2.準決勝進出した場合 → US$30,000

3.決勝進出した場合(メダル確定) → US$100,000

 
 これまでと比較すると破格のボーナス額だが、こんな金額を約束して大丈夫だろうか。

連盟とは別に、カンボジア代表スポンサーでもあるアンコールビールからも特別ボーナス支給の話もあるため、仮にメダルを確定させたとしたらかなり額を受け取ることになる。

 先日ウドンやバタナカが出した声明や行動の成果だろか。どちらにせよ、この破格のボーナス額は大きな夢を与えることになるといいっても過言ではないだろう。 「全てはお金!」 ではないが、今大会は過去にないぐらい注目をあつめるはずだ。

スヴァイリエンの会長は勝利ボーナス支給を約束

Photo Albirex Singapore

 RHBシンガポールカップの初戦でアルビレックス新潟シンガポールと対戦するスヴァイリエンFCの会長は22日、初戦の勝利ボーナスとしてUS$5,000を支給することを発表し、選手たちの奮起を促した。

 W杯予選とシーゲームを控え、強化合宿を続けるカンボジア代表。今日も夕方、トンレバティのナショナルトレーニングセンターでA代表とU23代表がトレーニングマッチを行う。スヴァイリエンも多くの選手を代表に送り込んでいるため、今大会はベストメンバーで臨むのか注目されていた。最終的にサッカー連盟と話合い、ベストメンバーでシンガポールへ来ることができたのは、同大会への意気込みが強いものだと感じる。そして、攻撃的なポジションに日本人の谷選手もいるのでゴールを期待したい。

 試合は今夜現地時間19時半キックオフ。



2015-05-20

カンボジアリーグは7月1日開幕へ

Photo Masayori Ishikawa

 カンボジア現地メディアは20日、今季カンボジアリーグは7月1日開幕、10月11日閉幕でほぼ決定したという記事を掲載した。また、リーグ上位4クラブが争うロイヤルカップと、2年に1度開催されるメコン圏の代表チームが戦うBIDCカップも開催予定だと付け加えている。

 当初3月下旬開幕予定だったカンボジアリーグ。しかしカンボジアサッカー連盟は、代表の活動、スタジアムの建設など様々な問題を考慮し、7月開幕へ延期するということを発表していた。今回の決定事項は以下の通り。

・開幕は7月1日 閉幕は10月11日
・参加クラブは12クラブでホーム&アウェイ
・リーグ放映権はバイヨンテレビ(BTV)
・開催スタジアムはオリンピックスタジアムの他、RSNスタジアム、スヴァイリエンスタジアム、アーミースタジアム、ウエスタンスタジアムを予定。
・ロイヤルカップとBIDCカップの開催

 昨年7月末から、プレシーズンは約1年。新シーズンの開催期間は3カ月半です。ロイヤルカップに進出すれば4か月ほどでしょうか。かなり短いですね。トヨタメコンクラブ選手権(今年はタイのクラブも参加。そしてタイ開催予定)は、タイプレミアリーグが終わる12月中旬以降が濃厚。期待していた分、正直このリーグ日程はなんともいません。

 また正式決定後に書こうと思います。

スヴァイリエンFCがシンガポールへ出発

Photo Svay Rieng FC

 カンボジアリーグ1部のスヴァイリエンFCは20日、シンガポールカップに出場するため開催地シンガポールへ出発した。シーゲームを直前に控えるなか、ウドンなど代表選手も遠征メンバーに加え、ベストメンバーで初戦アルビレックス新潟シンガポール戦に臨む。

 勝てばもちろん次のラウンドへ進出することになるが、相手は国内リーグでも好調のアルビレックス。簡単な相手ではないと誰もがわかっている。また今年に入り、代表キャンプに多くの選手を送り出しているスヴァイリエンは、チームとして完璧なトレーニングができた日は少ない。それでもフンセンカップを制した意地と、代表でも好調を維持する選手たちはやる気に満ち溢れているはずだ。

 注目選手は日本人の谷嶺臣選手(元ヴィッセル神戸ユース,昨季ナショナルポリス)。貪欲で泥臭いタイプのストライカー。日系クラブとの対戦ということで、燃えるものもあるはずである。

 試合は22日午後7時半ジュロンイーストスタジアムで開催される。

2015-05-18

バタナカは選手継続へ


 ボンケットアンコールFCのGMマカラは18日、引退をほのめかしていたバタナカが選手を継続するとクラブのFacebookで報告した。しかし当面は、怪我の具合を見て代表の活動に本格的に合流するかしないか判断を下すようだが、これでシーゲーム・シンガポール大会への出場は間違いないだろう。

 

CMAC ユナイテッドFCが新たにリーグへ加盟へ

Photo Masayori Ishikawa

 カンボジアリーグの開幕がいよいよ迫ってきている。3月にアルビレックス新潟プノンペンが活動を停止したため、現在1部リーグは11クラブで構成されているが、どうやら昇格プレーオフを戦った CMAC ユナイテッドFCが繰り上げで1部リーグに参加するようだ。

 クラブの広報によると、21日と22日に選手選考会を開催するとのこと。外国人選手にもチャンスはあるかもしれないが、カンボジア選手でUS$150からとなっていることから、外国人でも給料が低いことは予め覚悟しておかなければいけないだろう。

 とにもかくにも、新シーズンも12クラブで開幕を迎えることができそうである。

※CMACユナイテッドFCは、政府直轄のカンボジア地雷対策センターのチームである。

アジア選手権予選に向けてU15カンボジアリーグが開幕!

Photo U14ADFT

 5月15日より、プノンペンにあるウエスタンプノンペンFCスタジアムでU15カンボジアリーグが開幕した。この大会はU16カンボジア代表監督を務める日本人壱岐監督の強い要望もあって実現した。

 7月のAFF U16選手権、そして9月のAFC U16選手権予選に向けて経験と選考を兼ねた大事な大会で、4チームにより2回戦総当たりで行われる。また、大会中には選考会も積極的に開催される日程が組まれており、これまで代表に縁がなかった多くの選手にチャンスが与えられることになる。

 お時間ある方は是非、未来を背負うカンボジア選手を見に行ってはどうだろうか。
 詳しくは → クメールゴールFacebook

GK東風淳選手はプノンペンクラウンと契約せず

Photo Phnom Penh Crown

 プノンペンクラウンでトレーニングしていたGK東風淳選手は12日、自身のブログで同クラブとは契約せず、またカンボジアを離れることを報告している。

 東風選手は長年タイリーグでプレーし、今年に入りプノンペンクラウンでテストを受けていた。首脳陣からの評価も高く、契約は間違いないと思われたが、同クラブはフランス系カンボジア人のGKと契約をするなど、7月のリーグ開幕に向け着々と準備を進めていた。

 各国リーグのでは、移籍市場が再び開くタイミング。また、カンボジアリーグも7月開幕に向けて各クラブいよいよ外国人枠の契約もスピードを上げてくるだろう。最終的にカンボジアリーグはどれだけの日本人がプレーすることになるのだろうか。

カンボジア代表のバタナカが引退か?それとも..

Photo Masayori Ishikawa

 カンボジア代表のバタナカ(ボンケットアンコールFC)は17日、自身のFacebookページで声明を発表した。

 「カンボジアサッカー協会は今後どのように環境の改善していくのだろうか.....。
 
 実際、昨年のラオスでのスズキカップでは、本当はもっといいプレーができたと思う。でも今は.....怪我の具合が本当によくなくなくてこれ以上プレーできないんだ。今後は違う形でフットボールに関わっていきたいと考えている。それは貧しい子供たちに教えることだ。彼らのフットボールへの熱さは凄いんだ。そしてカンボジア代表のことだけど、彼らはきっといいプレーを魅せてくれるよ。」


 シーゲームに向けて準備を進めるU23カンボジア代表に選出されているバタナカ。しかし、先週のベトナム遠征には帯同していなかったが、この遠征直前、または遠征中に何かしらの問題があったと考えられている。声明にははっきりとした言葉がなかったため、現在多くの関係者が連絡をとろうとしているが、バタナカは連絡を絶っている状況。そして今後、代表マネージャーとクラブと話合いを行う予定だという。

 マカオ戦で2得点。そしてU23カンボジア代表の遠征でも各国関係者を驚かせているバタナカの才能。果たして、シンガポールのピッチに彼は立っているのだろうか。

カンボジア代表のマスコットイメージが完成!

Photo http://camp-fire.jp/projects/view/1705

Photo FFC

 日本のフットボール界でも有名なマスコットのひとつ一平くんが、カンボジアンタイガーFCのマスコットをつくり話題になっているが、このほどカンボジアサッカー連盟も、代表を応援するマスコットを発表した。

 年始、カエルの一平くんがカンボジアに来た際、関係者のなかで 「カンボジアにもマスコットが必要だ!」 というムーブメントが起こったとか(そんな話があった)。その流れもあり、ファンにアンケートを取るなど急遽マスコット制作の話が進んだ。そして今月15日、マスコットが発表された。

 (カンボジア代表のマスコット、どうですか?)

 11月17日、W杯2次予選日本戦。プノンペンで一平くんとカンボジア代表のマスコットのコラボレーションが見れるかもしれない。

カンボジア代表はカンボジアリーグ日本人選抜に4-1で勝利!

Photo Masayori Ishikawa

Photo Masayori Ishikawa

 カンボジア代表は17日、カンボジアリーグ日本人選抜とプノンペンのオリンピックスタジアムで対戦し4-1で勝利した。

 現地大手情報サイトの記者の目
「カンボジアは非常にいい調整ができている。小原監督の指導のもと、成果も出てきていると感じる。まだまだ強化試合は続くが、さらにコンディションを上げていき、W杯2次予選初戦のシンガポール戦とアフガニスタン戦、ホームで勝ち点6を目指してほしいし、それが可能だと思っている。かつてないほど楽しみな代表で期待度も高い。」

 対戦相手の日本人選抜について
「かなり疲労がみてとれた。チームとして十分なトレーニング時間がなかったのもあるが、控え選手が十分ではなかったのも影響しているだろう。それでもカンボジア代表にとって素晴らしいテストになったに違いない。」

 カンボジア代表の最終メンバーは早くて今日発表される。その後U23カンボジア代表、アフリカンオールスターズ、ラオス、ミャンマーと強化試合をこなし、W杯2次予選へ臨む予定。

2015-05-16

カンボジア代表の今後の試合日程

Photo  Masayori Ishikawa

 カンボジア代表の今後の試合日程

 ■強化試合
 5月17日 カンボジアリーグ日本人選抜 (オリンピックスタジアム)
 5月13日 U23カンボジア代表 (トンレバティ・ナショナルフットボールセンター)
 5月28日 アフリカンオールスターズ (オリンピックスタジアム)
 6月2日  ラオス代表 (オリンピックスタジアム)
 6月5日  ミャンマー代表 (タイ・バンコク)
 
 ■W杯2次予選
 6月11日 シンガポール代表 (オリンピックスタジアム)
 6月16日 アフガニスタン代表 (オリンピックスタジアム)

カンボジア代表とカンボジアリーグ日本人選抜の試合は明日18時半キックオフ!


 カンボジア代表は明日、来月から始まるW杯2次予選に向けての強化試合として、カンボジアリーグ日本人選抜チームと対戦する。

 会場は、人工芝の張替工事が終了したプノンペンのオリンピックスタジアム。工事終了後の最初の試合、つまりこけら落としになり、また今人気が急速に高まっている代表戦の試合ということもあり、ファンの注目度はかなり高いものになっている。

 当初は午後4時のキックオフが濃厚だったが、小原代表監督の意向だろうか。キックオフ時刻は、W杯2次予選と同時刻の午後6時半に変更となった。この試合を含め、28日にアフリカンオールスターズ、来月2日にラオス代表とオリンピックスタジアムで強化試合を行う予定だ。ホームと言えども、短期間で新しい人工芝に慣れなければいけない。また、新たに新調された照明にも慣れる必要があるだろう。そのため、明日は勝敗よりも感覚を掴むことが大事になってくる。

 カンボジア代表は明日の試合後、予選最終メンバーの23名を発表する予定。イテフン監督から小原監督になり、マカオ戦をベースにしながらも、これまでとは異なるカンボジア代表になることも考えられるので、今までより楽しみな選考だ。


 現在カンボジアリーグに所属する日本人
 太田敬人選手、龍田和樹選手(アーミーFC)、深澤仁博選手、伴和暁選手(ナーガワールドFC)、和田雄也選手(ボンケットアンコールFC)、谷嶺臣選手(スヴァイリエンFC)、吉田康幸選手、木原正和選手、友廣壮希選手、中本悠太選手、吉原正人選手(カンボジアンタイガーFC)、清水一平選手、石井雄輔選手(ナショナルポリス)

 選手たちには、一人でも多くのファンをリーグ戦にも取り込む。そんな気持ちも持ってプレーしていただきたい。お時間ある方は是非オリンピックスタジアムへ!

2015-05-15

U23カンボジア代表 ベトナム遠征は1勝1敗

Photo FFC

Photo FFC

 シーゲームへ向けてベトナムで強化合宿を行っていたU23カンボジア代表は15日、ベトナム1部リーグのドンタム・ロンアンと試合を行い3-1で合宿を勝利といういい形で締めくくった。(13日のU23韓国代表との試合では0-1で敗戦している)。

 U23カンボジア代表はこの後、23日に小原監督が指揮を執るA代表とナショナルトレーニングセンターで試合を行い、決戦の地シンガポールへ旅立つ予定だ。しかし、注目のバタナカなど数選手が負傷という情報があり、大会初戦をベストメンバーで戦えないではという心配な点もある。

 シーゲーム・シンガポール大会は、是非カンボジア代表をご注目ください。

2015-05-13

カンボジアのサッカー少年たちに贈る靴を募集

Photo 森下仁丹

 東南アジアでサッカークリニックや大会を行い、最近では育成年代のタイ人3選手をガンバ大阪への留学を実現させた、木場氏(一般財団法人Japan Dream Football Association)をサポートする森下仁丹はこの度 “カンボジアの子供たちにサッカーシューズを” というプロジェクトを立ち上げました。

 是非1度チェックしてみてください。 森下仁丹 “カンボジアの子供たちにサッカーシューズ

2015-05-12

シーゲームでアンコールビールがボーナスを支給へ


 カンボジア五輪代表チームのスポンサーであるアンコールビールは12日、U23カンボジア代表がシーゲームで勝利するごとにUS$2,000のボーナスを支給することを発表した。また、準決勝に進出した時には、特別ボーナスとしてUS$5,000を追加することも明らかにした。

 シンガポールやマレーシア遠征では、現地関係者に驚きを与えたU23カンボジア代表。そしてW杯2次予選ではなく、あくまでもシーゲームのメダルにこだわり同代表を指揮することを選んだ韓国人のイテフン監督の意気込み。今回のスポンサーのバックアップにより、ひとつになって目標に向かっていく準備は整いつつある。

 U23カンボジア代表は現在ベトナム遠征中で、13日にU23韓国代表。15日にはベトナム1部リーグのĐồng Tâm Long An FCと強化試合を行い、決戦の地シンガポールへ出発する。

2015-05-11

カンボジア代表が新ユニフォームを発表




 カンボジアオリンピック委員会は5月1日、シーゲームに出場するU23カンボジア代表の新ユニフォームを発表した。

 タイの老舗スポーツメーカーFBTが公式サプライヤーを務めるカンボジア代表。既にバンコクのFBTショップには新しいモデルが並んでいるようで、多くのファンがその投稿された写真をシェアしている。写真上はシーゲームで着用し、写真下はW杯2次予選からの仕様とされている。

 カンボジアのフットボール人気が高まっていくなかで、ユニフォームの購入、求めるファンも増えており、今後国内リーグのクラブも積極的に販売していくのではないかと考えられている。限られた収入源のなかで、これまで少なかったユニフォームやチームグッズの販売がどのような効果をクラブ運営にもたらすのか、今年はあらゆる部分で注目されそうだ。

 正直このユニフォームは買いたい。

プノンペンクラウンのスタジアムは想像以上に豪華なものになりそうだ

Photo Phnom Penh Crown

Photo Phnom Penh Crown

 新シーズン開幕(7月)に向けて、スタジアム建設が進むカンボジア。また、整備や計画立案も相次いでおり、今後さらに増える可能性がある。なかでもプノンペンのトゥールコック地区を本拠地とするプノンペンクラウンのスタジアムの工事もいおいよ大詰めを迎えている。

・サッカー専用スタジアム
・ドレッシングルーム
・選手専用のお風呂
・VIPルーム
・食堂など....

どうやら国内では群を抜く施設になりそうだ。完成すれば、それに伴いリーグでホーム開催も実現するため雇用も増えるだろう。今後スポーツビジネスも盛んになり、クラブスタッフを志す若者も増えてくるのではないだろうか。フットボールが、カンボジアの著しい経済成長の象徴のひとつになる日も来るかもしれない。

カンボジア代表はカンボジアンタイガーFCに2-1で勝利!

Photo Cambodian Tiger FC

Photo Sovanna Kem

 W杯2次予選に向けて強化合宿中のカンボジア代表は10日、プノンペンのウエスタンスタジアムで日系クラブ “カンボジアンタイガーFC” と トレーニングマッチを行い2-1で勝利した。

 この試合、カンボジアンタイガーFCは友廣選手(後段左4)、中本選手(前段右)、新加入の吉原選手(後段左)、加藤オーナーなど日本人が多数ピッチに立った。また、このカンボジア代表戦が新しいユニフォームのお披露目試合にもなり、クラブの歴史がスタートした記念すべき日となった。

 カンボジア代表は17日、カンボジアリーグ日本人選抜と試合を行い、24日からタイ遠征へ。ミャンマーや地元クラブと強化試合を予定している。また、小原監督の他にマッサージ担当として現地で活躍する日本人も新たに加わったようで、着々と日本人化が進んでいる。

2015-05-09

17日 カンボジア代表とカンボジアリーグ日本人選抜が試合へ

Head coach Mr Ohara

 カンボジアンタイガーFCのGKコーチ吉田康幸氏のブログによると、17日(日)にカンボジア代表とカンボジアリーグ日本人選抜が強化試合を行うとのことだ。

 カンボジア代表監督には、先日日本人の小原一典氏が就任しW杯2次予選に向けて準備を行っている。合宿直前には、小原監督自身がカンボジアでプレーする日本人選手たちに代表選手の特徴などを聞くなど協力関係もばっちりで、今回の強化試合もそのひとつだろう。

 現時点で13名の日本人選手がカンボジア1部リーグに所属している。
 
太田敬人選手、龍田和樹選手(アーミーFC)、深澤仁博選手、伴和暁選手(ナーガワールドFC)、和田雄也選手(ボンケットアンコールFC)、谷嶺臣選手(スヴァイリエンFC)、吉田康幸選手、木原正和選手、友廣壮希選手、中本悠太選手、吉原正人選手(カンボジアンタイガーFC)、清水一平選手、石井雄輔選手(ナショナルポリス)

 明日は日系クラブのカンボジアンタイガーFCがカンボジア代表と強化試合を行う予定で、2週連続日本人選手がカンボジア代表強化のために一肌脱ぐことになる。

U23カンボジア代表キャプテン ウドンからのメッセージ

Photo Masayori Ishikawa

 U23カンボジア代表キャプテンのウドン(スヴァイリエンFC)は7日、選手を代表して自身のFacebookを通じてカンボジアサッカー連盟(FFC)とファンへ向けて 「シーゲーム シンガポール大会を前に言いたことがあります」 と題し、メッセージを投稿し反響を呼んでいる。

 “U23カンボジア代表として、これからシーゲームを戦う前に皆さんに言いたいことがあります。

1.FFCへお願いがあります。
  食事など環境面で、もっとサポートしていただけないでしょうか。特に海外遠征では、食事が合わずみんな辛い思いをしています。

2.ファンの皆さんへ。
  皆さん、どんな時も批判せず応援を続けてください。私たちは親善試合だろうと、それがどんな結果だろうと全力を尽くしています。率直に言うと、今はクラブか代表か選べと言われたらクラブを選ぶでしょう。クラブでは、勝っても負けてもストレスがたまりません。しかし今の代表は、勝てば賞賛され、負ければ批判の嵐です。皆さんがいい結果を望むように、私たちもいい結果を求め戦っています。実際プレーする選手はいい時もあれば悪い時もあります。言うのは簡単なんです。

 そして皆さんお分かりだと思いますが、これまで多くの時間を合宿や遠征に費やし、国のために力を尽くしています。それは同時に長い時間家族と離れ、学校に通う者は勉強からも遠ざかっているということです。皆さんは分っていただけるでしょうか。それでも今は、とても大切な試合に向けて準備をしています。

 ファンの皆さん、いつもそばいてくれて励ましてくれてありがとうございます。そして時には我慢もお願いします。”



 
 ここでついつい日本と比べてしまいがちになるが、その国々で文化や習慣、環境の違いもあるので簡単に意見をすることはできない。ただでさこの1年で、カンボジアフットボールへの人々の関心も大きく変化し、選手の重圧も計り知れないものになっているのではないだろうか。今まで感じたことのないプレッシャー。それに打ち勝つことはできるのか。シーゲーム、そしてW杯2次予選、カンボジア代表がどんな試合を見せてくれるか、これでより一層楽しみになってきた。

2015-05-08

W杯予選に向けてカンボジア代表は28選手を強化合宿に招集


 カンボジア代表は、来月行われるW杯2次予選 シンガポール戦とアフガニスタン戦に向けて28名の代表選手候補を発表した。最終的に23名に絞られる。

GK Sou Yaty      Boeung Ket Angkor Koem Makara   Boeung Ket Angkor Samrith Seiha Nagaworld Hem Simay Cambodia Tiger DF Kok Boris Phnom Penh Crown Hong Pheng Boeung Ket Angkor Tieng Tiny     Nagaworld Sok Rithy     Nagaworld Chan Dara Nagaworld Sun Sovannarith Nagaworld Moul Daravorn SvayRieng Lay Raksmey SvayRieg Say Piseth National Police MF Thierry Chantha Bin Phnom Penh Crown Ouk Sothy Phnom Penh Crown Chhun Sothearath Boeung Ket Angkor Kouch Sokumpheak Nagaworld Moun Nara SvayRieng Chea Samnang SvayRieng Soun Veasna SvayRieng FW Va Sokthorn    Phnom Penh Crown Khoun Laboravy Boeung Ket Angkor Khim Borey     Nagaworld Teab Vathanak Nagaworld Prak Chanratana Nagaworld Suong Virak Cambodia Tiger Taing Sopheak Cambodia Tiger 監督 小原一典

プノンペンのオリンピックスタジアムの工事が終了

Photo Sabay

 プノンペンのオリンピックスタジアムの芝張り替え工事。FIFAの Goal Project の一環で、昨年12月から始まり完了までおよそ5か月を費やしたが、いよいよ全面的に工事が完了する。これでW杯2次予選、国内リーグの開催も問題ないだろう。

 芝の張替とともに、照明もより明るいものへと設置し直した。これでナイトゲームを開催する上での基準もクリアしたとのことで、日中の暑い時間を避けた試合も可能になる。これは選手はもちろん、ファンにとっても嬉しいことだろう。

 さて、こけら落としはやはり代表戦になるのだろうか。気になるところである。

2015-05-07

カンボジア代表がカンボジアンタイガーFCと強化試合へ


 W杯2次予選に向けて準備を進めるカンボジア代表は、10日(日)にウエスタンスタジアムでカンボジア1部リーグ所属の日系クラブ、カンボジアンタイガーFCとトレーニングマッチを行うことを発表した。

 W杯2次予選を1ヶ月後に控え、未だに強化試合が確定しないカンボジア代表。タイやフィリピンとアウェイで試合が組めるように話合いを進めていると先日報道されたが、今のところ進展はないようだ。そのため、国内クラブとのトレーニングマッチはカンボジア代表小原監督にとって重要なものになるだろう。また、カンボジアンタイガーFCの木原監督にとっても、いよいよ迫るリーグ開幕に向けて、代表との試合は貴重な機会になるはずだ。

 試合は10日(日)午後4時、ウエスタンスタジアムで行われる。

アルビレックス新潟プノンペンが日本人学校を訪問

Photo Albirex Niigata

 アルビレックス新潟プノンペンは今週、プノンペン日本人学校を訪問したことを公式Facebookページで報告した。

 3月末を持ってトップチームの活動を停止したが、先月にはツバサ橋の開通記念としてキャプテン翼の作者である高橋陽一先生と南葛シューターズをゲストに招き、ツバサカップをオリンピックスタジアムに隣接するアリーナで開催した。また、クリニックなど社会貢献活動も継続して行っており、今後の展開が楽しみである。

アルビレックス新潟プノンペン → こちら 



2015-05-04

バタナカなど6選手はW杯2次予選欠場が濃厚...


 東南アジア競技大会(シーゲーム)で、メダルを狙うカンボジア。先日のマレーシア遠征では1分敗だったが、急成長するカンボジアを生で観戦したマレーシアのサッカー関係者は驚いていたようで、ソーシャルメディアにも 「カンボジアはシーゲームで驚きを与えるかもしれない。特にバタナカには要注意だ」 と投稿していた。

 評価が上がる一方で心配事もある。シーゲームとW杯2次予選と日程が重なるため、A代表にも選出されている “バタナカ、ウドン、チュン、スハナ、スリン、ソバン”は、W杯2次予選の初戦と第2戦は出場できないことが濃厚だ。カンボジアサッカー連盟(FFC)は、どちらにも重きを置いているとしながらも、首を傾げる関係者が少なくないことも確かである。

 さて、U23カンボジア代表は中旬にはベトナム遠征(U23韓国代表とベトナムのクラブと強化試合)を控えている。個人的な予想だが、マレーシア戦の試合運びを見る限りこの代表はメダルを獲るのではないかと思っている。正直強いので、楽しみに注目していただきたい。



ポカリセットがウエスタンプノンペンのスポンサーか?


 ウエスタンプノンペンFCは30日、大塚製薬のアセアン地区担当のマサイ氏がウエスタンフィールドを訪れたことを明らかにした。また、今回の訪問でスポンサーシップの話し合いも行われたようで、今季同チームのスポンサーになる可能性もあるとのことだ。

 W杯2次予選では日本と同組なり注目を集めるカンボジアだが、リーグの盛り上がりはこれから7月の開幕までに、シーゲームとW杯予選を戦う代表の成績も大きく関わってくるだろう。まさにJリーグ開幕当時のような流れに、わくわくせずにはいられない。