2015-05-09

U23カンボジア代表キャプテン ウドンからのメッセージ

Photo Masayori Ishikawa

 U23カンボジア代表キャプテンのウドン(スヴァイリエンFC)は7日、選手を代表して自身のFacebookを通じてカンボジアサッカー連盟(FFC)とファンへ向けて 「シーゲーム シンガポール大会を前に言いたことがあります」 と題し、メッセージを投稿し反響を呼んでいる。

 “U23カンボジア代表として、これからシーゲームを戦う前に皆さんに言いたいことがあります。

1.FFCへお願いがあります。
  食事など環境面で、もっとサポートしていただけないでしょうか。特に海外遠征では、食事が合わずみんな辛い思いをしています。

2.ファンの皆さんへ。
  皆さん、どんな時も批判せず応援を続けてください。私たちは親善試合だろうと、それがどんな結果だろうと全力を尽くしています。率直に言うと、今はクラブか代表か選べと言われたらクラブを選ぶでしょう。クラブでは、勝っても負けてもストレスがたまりません。しかし今の代表は、勝てば賞賛され、負ければ批判の嵐です。皆さんがいい結果を望むように、私たちもいい結果を求め戦っています。実際プレーする選手はいい時もあれば悪い時もあります。言うのは簡単なんです。

 そして皆さんお分かりだと思いますが、これまで多くの時間を合宿や遠征に費やし、国のために力を尽くしています。それは同時に長い時間家族と離れ、学校に通う者は勉強からも遠ざかっているということです。皆さんは分っていただけるでしょうか。それでも今は、とても大切な試合に向けて準備をしています。

 ファンの皆さん、いつもそばいてくれて励ましてくれてありがとうございます。そして時には我慢もお願いします。”



 
 ここでついつい日本と比べてしまいがちになるが、その国々で文化や習慣、環境の違いもあるので簡単に意見をすることはできない。ただでさこの1年で、カンボジアフットボールへの人々の関心も大きく変化し、選手の重圧も計り知れないものになっているのではないだろうか。今まで感じたことのないプレッシャー。それに打ち勝つことはできるのか。シーゲーム、そしてW杯2次予選、カンボジア代表がどんな試合を見せてくれるか、これでより一層楽しみになってきた。

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