2015-12-31

来季 カンボジアリーグはAFC基準へ


さて、今日で2015年も終わりだ。しかし、驚くことに来シーズンのカンボジアリーグの日程が既に仮ではあるが発表されている。来季は2月開幕で9月閉幕。そしてフンセンカップ決勝は7月になっている。

来季リーグ戦に参加するクラブは、今季入替戦を開催しないことが決定し12チームのままではあるが、統合を発表したカンボジアンタイガーとウエスタン、両クラブも名を連ねている。これは正式に連盟に認められていないのか。今後11クラブに変更、または新たな参加クラブが出てくるのか。開幕まで2カ月もないなかで新たな問題となり得るかもしれない。

また、今季よりリーグ戦の開催期間を長めに設定しているのには、来季AFCカップ出場権を獲得するためのものだろう。そのため、ディビジョン2もしっかり開催すると現時点では発表している。

そして以前、日系クラブのオーナーがAFC出場権に関し「協会に問題がある」という書き込みをしてくださったが、当ブログでもそのように書いたつもりだ。また、カンボジアサッカー連盟だけではなく、クラブが所有するスタジアムの基準。アカデミーの有無など、スタジアム、クラブライセンスも必要になってくる。以前参加していたAFCプレジデンツカップとは大きく参加条件自体が変更しているのだが、その内容について日系クラブもしっかり知っておく必要があるだろう。単純に優勝しただけでは、現状トヨタメコンクラブ選手権のみが唯一の国際大会になる。

また色々なこと、年明けて書きます。

というわけで、今シーズンクメールゴールを読んでいただきました皆様、本当に有難うございました。来年もゆるく、わかりやすくカンボジアフットボールを発信していければと思います。よいお年を!来年も宜しくお願い致します。

カンボジア代表 バングラディッシュで開催される国際大会に参加へ

バングラディッシュ国際大会スケジュール

今年、大躍進したカンボジア代表。A代表はもちろん。U23U19U16の各年代が大きな成長を遂げ、アセアン地域だけではなく、アジアの関係者を驚かせました。

そしてイテフン監督率いる
A代表は、1月早々バングラディッシュで開催される国際大会に招待されました。おそらく来年も様々な国際大会に参加することでしょう。そしてスズキカップもあります。予選大会は自国開催で行われるため、そのアドバンテージをいかし、本大会出場がまず目標というところでしょうか。しかし、今年の戦いを振り返ると、スズキカップ本大会で戦える力がついてきているはずです。

多くの国民、ファンが期待している代表チーム。W杯兼アジアカップ予選では、まだまだレベルの違いを見せつけられました。まずはアセアンでしっかりとした地位まで登りつめてほしいと思います。

カンボジア代表、来年は今年以上の興奮を!
皆さん、引き続きご注目を!

2015-12-27

AEUユナイテッドが新スタジアム建設を発表!


AEU(アジアヨーロッパ)ユナイテッドが、新スタジアムの建設計画を発表。場所はプノンペンクラウンのスタジアムもある、郊外トゥールコック地区。来年より工事をはじめるとしているが、資金面以外にも疑問な点は多い。しかし、タケオのキリボンも地元にもともとある天然芝のフィールドに観客席を作り始めるなど、着々と各クラブの環境が変化しつつある。来年も様々な変化が、このカンボジアリーグでみることができそうだ。


本日 カンボジアオールスターと日本人オールスターのチャリティーマッチ!

今日は、カンボジアオールスターと日本人オールスターのチャリティーマッチがオールドスタジアムで行われます。カンボジアのメンバーは代表選手ばかり。日本人選手はカンボジアリーグでプレーする選手や関わる関係者。またその他、来季タイやカンボジアでプレーを目指す選手がプレー予定。メンバーは以下の通り。本日現地15時キックオフ。




2015-12-21

トヨタメコンクラブ選手権2015 ブリラムユナイテッドが優勝!


トヨタメコンクラブ選手権2015決勝は20日、タイ・バンコクのスパチャラサイ国立競技場で開催され、タイの王者ブリラムユナイテッドが、カンボジアの王者ボンケットアンコールを1-0に勝利し、第2回大会を締めくくった。

優勝賞金はUs$75,000。準優勝はUs$50,000が贈られた。また、大会MVPにはボンケットのバタナカが選出され、賞金Us$3,000が贈られた。1回戦から準決勝までの活躍をみれば文句なしと言っていいでしょう。

ボンケットに所属する日本人選手、和田と龍田はこの試合もスタメン出場し後半途中で退いた。しかし、今大会4試合を通し、よく走りチームの躍進に大きく貢献した。同じ日本人としてとても誇らしいことである。

アンドレス・トゥネス(ブリラムユナイテッド)のコメント
「とても難しい試合だった。カンボジアのチームのプレッシャーは早く、守備もとてもよかった。僕らはパスを繋ぐことができず、またチャンスを生み出すこともできなかった。ただ、後半は前半よりチャンスを生み出すことができた。そしてPKで得点することができたんだけど、難しい瞬間だったよ。それでも僕らは勝つことができた。ブリラムは王者になったんだ。これはとても重要なことなんだよ。」

サムエル・グベンガ(ボンケットアンコール)のコメント
「今日の試合はとてもいいものだった。なぜなら、タイのベストチームとタイトルを争うことができたんだからね。僕らはとても幸せだ。それ以上のものはない。そしてフットボールを楽しんだんだ。いい試合だった!」

個人的には、今大会でまたひとつ価値が上がったトヨタメコンクラブ選手権。メコン地域では重要な大会のひとつになりつつある。いや、そうなってほしいと心から願っている。高額賞金だけではなく、選手にとってこの大会でのステップアップとなる移籍なども、今後は活発になっていってほしい。

トヨタがスポンサーだが、まだ日本人には馴染みが薄い。しかし、今後ここからJリーグに羽ばたく選手もでてくることだろう。是非日本人にも注目してほしい。

最後に、ブリラムユナイテッドおめでとうございます。そして、ボンケットにも心から拍手を送りたいと思います。

2015-12-20

カンボジアンタイガー ウエスタンプノンペンと戦略的統合へ


カンボジアンタイガーFC15日、ウエスタンプノンペン(母体:ウエスタン大学)の戦略的統合を発表した。

内容は以下の通り(公式より)
・チーム名:カンボジアンタイガーFC(ロゴも現在のまま)
・代表者:加藤明拓
・現地責任者(GM) 吉田健次
Media OfficerBunKeo
・運営会社:Western Tiger()
・稼働開始:201611

ウエスタンプノンペンを運営するウエスタングループは、国内でも有力企業だそうで、大学をはじめ、LINECambodia、映画館、カフェチェーンなども展開しているとのこと。今季は自前のスタジアムを短期間で建設し、リーグの活性化にも貢献した。また、同スタジアムをカンボジアンタイガーもホームスタジアムとして使用していた経緯もある。

まず当面の目標は、加藤代表も語っているように、ボンケットやクラウンに対抗できるチーム作り。つまり同国でトップクラブを目指すことになるのだろう。その先の目標として東南アジアNo1も目標に掲げている。


現在ボンケットアンコールがトヨタメコンクラブ選手権決勝(今夜決勝vsブリラムユナイテッド)まで進むなど、近年カンボジアフットボールの成長と発展は急速に進んでいる。しかし、ボンケットでさえAFCの大会には基準上出場できない。もっといえば、基準に達している可能性が十分にあるクラウンも、リーグの運営基準が満たしていないため、どれだけよい成績を国内で残しても出場できないという問題がある。

これらの問題を系クラブカンボジアンタイガーが解決する、そのキッカケとなれるのか。まずは先にも書いたが、クラブ作り。財政、組織、アカデミー、スタジアムなど、必要な基準をクリアしていくことが大事だ。同時に、サッカー連盟やクラウンなどとリーグ運営方法をしっかり議論していく必要がある。その行動がはやければはやいほど、国際大会へ道も近くなるはずだ。

今年は代表で大きな盛り上がりを見せたカンボジア。来年はスズキカップ予選がカンボジアで行われる。再び盛り上がることは間違いない。しかし、代表だけではなくリーグも同じような熱狂になるよう、来年はさらに期待したい。

今夜トヨタメコンクラブ選手権2015決勝!


今夜、トヨタメコンクラブ選手権2015決勝がタイの首都バンコクにあるスパチャラサイ国立競技場で行われる。

第2回大会から参加となるタイプレミアリーグの王者。第1回大会より価値は高まっている。また、ここまで勝ち上がってきたカンボジア王者ボンケット、そしてカンボジアのファンの注目も大きなものだ。

そしてなんといっても高額な賞金だ。優勝US$75,000 準優勝US$50,000。そしてMVPにはUS$3,000と、タイを除き参加するメコン地域の各国をみても、これだけ高額な賞金を、しかも短期間で獲得できる大会はないといっていいだろう。

カンボジアメディアによる同大会の露出度は高い。そして決勝が行われるタイメディアでもしっかりと取り上げられているし、やはりブリラムユナイテッドが参加するということが、今大会の価値を大きく上げているといっていいだろう。

カンボジア選手にとって、大きなインパクトを残せばタイのクラブからのオファーも届くかも?メコン地域でプレーする全てのフットボール選手にとって、夢のある大会、そして決勝になってほしいと思う。

ボンケットアンコールには、日本人選手、また日本人女性のトレーナーも所属。日本人として、日本人選手の活躍も期待したい!試合は今夜7時(日本時間9時)キックオフ。


2015-12-13

2015カンボジアリーグが終了!

Photo Sabay News

2015カンボジアリーグは12日、プレーオフを含む全日程が終了した。

プノンペンクラウンとナーガワールドが戦ったプレーオフ決勝。第1戦を2-0で制したプノンペンクラウン。しかし第2戦はナーガワールドが3-1でスコアで並び、勝負はPK戦へ。結局クラウンが3-2でPK戦を制しプレーオフ優勝を飾った。

3位決定戦は、ボンケットがカンボジアンタイガーを2試合合計6-3で制した。日系クラブカンボジアンタイガーは4位で終わったが、トライアジアがクラブを手放し、一時は解散の危機まで迫っていたが、新しいオーナーのもと、終わってみれば4位と素晴らしい結果を残したといっていいだろう。

3位で終わったボンケットだが、事実上の年間王者。トヨタメコンクラブ選手権では、ラオス、ミャンマー、ベトナムの王者を倒し決勝へ進んでいる。

あまりプレーオフに触れていなく、正直気づいたら終わっていた。プレーオフを廃止。または、単純に4チームによるカップ戦と打って、国際大会への出場権を与えるなどしたほうがまだ盛り上がる気がする。

実際アジアサッカー連盟からは、カンボジアにAFCカップ1枠が与えられている。しかし、クラブライセンスやスタジアムライセンスをクリアできていないというのが現状だ。つまり、トヨタメコンクラブ選手権が唯一の公式な国際大会となる。


確かに盛り上がった。成長もした今季のカンボジアフットボール。しかし、果たしてこのままでいいのだろうか。日程やリーグ形式を含め、来季に向け早々に動き出してほしいところである。また今後その辺は書いていこうと思う。

日本人選手の皆さん、お疲れさまでした!

2015-12-07

カンボジアオールスターに外国人選手も選出へ


トヨタメコンクラブ選手権で決勝に進んだボンケットアンコールのソバナラ監督が、来月16日と23日にムアントンユナイテッドとブリラムユナイテッドと戦うカンボジアオールスターの監督に選ばれているが、同監督はこの試合には「カンボジア人選手はもちろん、外国人選手を選ぶことになる」と話しています。

日本人選手の選出も十分に考えられますね。ムアントンとブリラムがどのようなチーム編成でこの試合に臨むかはわかりませんが、来年も両クラブともACLに出場するため、始動も早いと考えられます。ベストメンバーだといいのですが、そうではなくても大きな話題にはなりそうです。

トヨタメコンクラブ選手権準決勝 カンボジア王者 ボンケットアンコールが決勝へ!





トヨタメコンクラブ選手権準決勝は6日、ベトナムのハノイで行われ、カンボジア王者ボンケットアンコールが、ベトナム王者ベカメックスビンズオンに3-2で勝利した。この試合で、エースのチャン・バタナカはハットトリックを記録し大きなインパクトを残した。また、日本人和田と龍田も先発出場した。

試合ハイライト



決勝は20日、バンコクのスパチャラサイナショナルスタジアムで行われる。相手はブリラムユナイテッド。大きな注目を集める試合になるだろう。


ボンケットの日本人選手には、決勝でぜひ主役になってほしい。皆さん、是非注目してください。


2015-12-06

カンボジアオールスターチーム TPLのムアントン、ブリラムと試合へ


カンボジアサッカー連盟は4日、ボンケットアンコールの監督ソバナラ氏をカンボジアオールスターチームの監督に任命したことを明らかにした。

同チームのメンバー今後発表され、来年1月16日と23日にタイプレミアリーグのムアントンユナイテッドとブリラムユナイテッドと親善試合を行う予定になっている。新しい年から、カンボジアフットボールファンは盛り上がりそうだ。

(外国人選手も選ばれたりするのだろうか....)

今夜 トヨタメコンクラブ選手権の準決勝!


トヨタメコンクラブ選手権の準決勝が6日、ベトナムのハノイで行われる。

カンボジアのボンケットアンコールは、1回戦でラオス王者のラオトヨタ。ミャンマー王者のヤンゴンユナイテッドに連勝してこの準決勝、ベトナム王者ビンズオン戦を迎える。

ベトナムのビンズオンには、日本人にもお馴染みのレコンビンがいる。昨年、プノンペンクラウンが1回戦で同クラブと対戦した時は、大きな差を見せつけられ敗れた。果たしてボンケットはどんな戦いをみせてくれるだろうか。今年、カンボジアフットボールは東南アジアの国々の中でも最も成長したと言っていい。しかしそれはナショナルチームでの話。だからこそ、この大会でボンケットがどのような成績を収めるのか。ラオスとミャンマー王者に勝利しての準決勝だが、このまま決勝のタイラウンドまで突き進めるか。メコン地域を、東南アジアを驚かしてほしい。

また、今夜の試合でも、和田、龍田、日本人2選手が出場する予定。日本人として、彼らも応援したい。試合は現地時間午後6時キックオフ。

2015-11-30

トヨタメコンクラブ選手権 ボンケットアンコールが準決勝へ!


トヨタメコンクラブ選手権は29日、カンボジアのプノンペンで1回戦の最終戦が行われた。

カンボジア王者ボンケットアンコール。ミャンマー王者ヤンゴンユナイテッド。勝った方が準決勝へ進むことができる大事な一戦。ボンケットにとって、この1回戦でヤンゴンユナイテッド戦をホームで戦えることは大きなアドバンテージだったはずだ。おそらくこの試合がミャンマーで行われていたら…..結果は違ったかもしれない。

試合は3-0でボンケットがホームで勝利。1回戦を2連勝無失点で突破し、準決勝が行われるベトナムラウンドvsビンズオン・ベカメックス戦へと駒を進めることができた。この結果は偶然でも奇跡でもない。確かな成長と言っていいだろう。しかし、きっとベトナムで壁にぶつかるはずだ。いや、既にぶつかると予期しているかもしれない。だからそれを乗り越えるための準備をしてくる可能性もある。だとしたら、それも大きな成長と捉えたい。

どうにか決勝へ。タイ王者ブリラムの本気をカンボジア人が感じるチャンスはこの大会しかないのだから。

また、この試合では和田と龍田の日本人2選手が先発出場しました。ベトナムで、タイでこの2人が躍動するところを一人の日本人として見てみたい。準決勝は12月6日、ベトナム王者ベカメックス・ビンズオンと対戦する。

2015-11-29

今夜 トヨタメコンクラブ選手権 ボンケットとヤンゴンが対戦!


今夜、トヨタメコンクラブ選手権1回戦の最終戦がカンボジアで行われる。ホームのカンボジア王者ボンケットアンコールがミャンマー王者ヤンゴンユナイテッドと準決勝をかけて戦う。

トヨタメコンクラブ選手権2015のスケジュール
1
回戦
11
1  ラオトヨタ 0-2 ボンケットアンコール
11
22日 ミャンマーユナイテッド 5-2 ラオトヨタ
11
29日 ボンケットアンコール vs ミャンマーユナイテッド
準決勝
12
6日  ベカメックスビンズオン vs 1回戦の勝者
決勝
1220日 ブリラムユナイテッド vs 準決勝の勝者

今夜の試合では、勝った方が準決勝に進出だ。ボンケットアンコールは、レギュラーシーズンを制したがプレーオフは準決勝で敗退した。しかし、全てはこの大会にかける想い。そう捉えてもいいだろう気合いの入り方だ。攻撃力あるボンケットがホームを利を活かすことができるか。

また、相手ヤンゴンユナイテッドでシーズンを戦った日本人金古選手はどうやら登録されていない模様?そうなると、唯一の日本人選手はボンケットの和田、ただひとりになる。これも楽しみなひとつだ。


試合は今夜18時半、プノンペンのオリンピックスタジアムでキックオフだ。

2015-11-21

カンボジア代表 U-14 ASEAN Dream Football Tournament 出場へ



今年もタイのバンコクで「U-14 ASEAN Dream Football Tournament」が開催される。この大会は、元Jリーガーの木場昌雄氏も実行委員の一人を務め、また大会アンバサダーも就任している。そして大会後に3名が選出され日本のJリーグのクラブにも短期留学という形で招待する。

昨年開催された第1回大会では、ベガルタ仙台のアカデミーからカンボジアアカデミー代表監督に派遣されている壱岐監督率いるチームが、Jリーグのモンテディオ山形に勝利し大きな盛り上がりをみせた。もちろん今大会も参加へ。Jリーグでは川崎フロンターレと同組になったので、是非驚かせてほしい。

J
リーグ、タイ、マレーシア、ベトナム、そしてカンボジアと、第1回大会よりスケールアプ「U-14 ASEAN Dream Football Tournament」。単なる様々な国々のクラブ、代表が集まって戦う大会ではない。想像以上に得るものがある、とっても大きな、そして重要な大会だ。カンボジア代表の試合だけではなく、もし観戦する機会があったら是非チェックしてほしい大会だ!大会は12月、ムアントンユナイテッドの施設で行われる。


2015-11-19

プノンペンクラウンが中国のクラブと業務提携へ



プノンペンクラウンは19日、中国2部リーグGuangxi LongguidaFC广西龙桂达足球俱乐部)と業務提携(パートナーシップ)を行ったことを発表した。今後選手や指導者の派遣や親善試合などを積極的に行っていくとのことだ。

Guangxi Longguida FCは、まだ非常に歴史の浅いクラブだが、長期的な計画でクラブの発展に力を入れるなど、今現在のプノンペンクラウンにはちょうど良いパートナーなのかもしれない。なお、プノンペンクラウンは電通スポーツアジア(本社:シンガポール)と戦略的パートナーシップを組んでいる。

2015-11-18

カンボジア代表 ホームで日本に敗戦


W杯アジア2次予選は17日、各地で開催された。カンボジア代表はホームで日本代表と対戦し0-2で敗れた。9月のアウェイでは0-3。そしてホームでは0-2と、いずれも得点だけみれば大敗ではないものの、多くの部分で差は明らにあった。それでも、このW杯予選で日本と同組になってから、選手もファンも日本戦へのモチベーションは非常に高かった。香川や本田、長友や吉田など、欧州リーグが人気なカンボジアでは、彼らと試合ができる、彼らを見ることができる、カンボジアにくる。それだけでも素晴らしい経験、そして記憶になるのだ。だからといってもいいのかもしれない。シンガポールやアフガニスタン、シリアとの試合より、気持ちが入る。だから大敗に結びつくことがなかったのかもしれないと。

試合後、選手たちはユニフォームをもらうために必死であった。しかし、タイムアップの笛が鳴る94分間の彼らのプレーは本気そのものだった。そして昨夜はバタナカが途中出場。ウドンは出場なしと、注目選手がそれぞれスターティングメンバーを外れたのは残念だった。

10
番のソクンピアは
「残念な結果でしたが、ベストを尽くしました。そしてこれからもベストを尽くします」。主将を務めたティエリーは
「とても素晴らしい試合であり、記憶に残るものだった」とそれぞれ語っている。
また先制点に絡んだラヴォラヴィーは
「オウンゴールを献上してしまいすみません。そして皆さん、応援をありがとう」と感謝の気持ちを伝えていました。

カンボジア代表は、20日から中国で開催される国際大会に参加します。また、リーグ戦のプレイオフと、トヨタメコンクラブ選手権が同時期に開催されます。そのためメンバーは大幅に入れ替わる可能性がありますが、いい経験をした(する)だけではなく、確実に成長を遂げていってほしいものです。

2015-11-13

カンボジア代表 アフガニスタン代表に3失点で敗れる


W杯アジア2次予選>
カンボジア代表は12日、イランの首都テヘランでアフガニスタンと戦い0―3で敗れた。

これまでチームを引っ張ってきたソクンピアを欠き、得点力のあるラヴォラビィー。今季国内で爆発的な得点力を見せつけたバタナカなどがベンチスタートと、これまでとは違ったスターティングメンバーで臨んだが、結果を出すことはできなかった。

初めてのアジア2次予選はこれまで全敗と、期待とは程遠い結果ではあるが、残り2戦は決して消化試合になることはない。未来へどう繋げていくのか。1つのゴールがまたこの国を強くすることは確かだ。

しかし17日にプノンペンで開催される日本戦では、メインスタンドの半分を日本人に割り当てるなど、アウェイチームのリクエストをそのまま実現してしまうところは協会も考えなければいけないのかもしれない。本来は、1人でも多くの国民に見せ、チームの勝利のための後押しとホームの雰囲気を作らなければいけないはずだったからだ。親善試合ではない。これはW杯予選なのだから。

日本戦、ホームで意地を見せてほしいと願う。


11月12日 W杯アジア2次予選 (テヘラン イラン)
アフガニスタン 3-0 カンボジア


2015-11-12

カンボジア代表 今夜アフガニスタン戦!


カンボジア代表は今夜、W杯アジア2次予選でアフガニスタンと対戦する。会場はアフガニスタンのホームだが、国内の事情からイランのテヘランが会場となる。

イランの気温は10℃前後と、カンボジア代表チームにとっては慣れない寒いなかでの試合となる。また時差もあるため、まずは対戦国以外との戦いになる可能性もある。それでも、しっかり数日前にイラン入りし、入念にトレーニングに励む姿を見る限り、間違いなく勝ち点を獲りに来ていると言っていいだろう。

ここでも何度も書いている。イテフン監督は試合前の会見であまり欲を出すようなコメントはしない。しかし、それは表向きだけであって、チーム内では負けず嫌いな監督の姿をよくみることができる。このアフガニスタン戦、これまでチームの中心だった不動のエースソクンピアを怪我で欠くことになる。大きな戦力ダウンだ。また、中盤の頑張りや12番のハナも所属チームでは契約解除の通達を受けている。決して万全ではない。しかし、この2次予選を戦える喜び。そして未来へ。カンボジア代表は試合終了の笛が鳴るまで、絶対に走ることを止めないだろう。

期待していいと思います。絶対勝ち点獲って、そして日本戦へ。


2015-11-11

カンボジアフットボールに潜む闇 - プノンペンクラウンで八百長疑惑 -



プノンペンクラウンは、スポーツマンシップに反した違法行為を行ったとして、7選手と4人のスタッフを解約解除、または無期限の活動停止処分に罰した。そして違法行為とはやはり「八百長」だった。

圧倒的な強さを見せていた今季のプノンペンクラウンだったが、リーグ戦も終盤に近付いた試合で負け試合がいくつかあった。そのなかに今回問題となった「操作」があったというのだ。他のクラブは現在のところ関与していないとクラブは声明をだしており、あくまでも内々で起こったとしている。

この問題が明らかになったあと、キャプテンのボリスは「カンボジアフットボールに潜む闇」という表現をした。おそらく、明らかになっていないだけで、これ以上の不正もこれまであったのではないかと推測される。

今回の大事件、残念なことにそこまで大きく報道されていない。無関心ではないが、どこか東南アジア特有の嫌な空気感さえ感じる。しかし、プノンペンクラウンがこの問題に対し、大きく舵をきりだしたことは間違いないだろう。


著しく発展し、成長を遂げているカンボジアフットボール。多くのファンが足を運び、盛り上がりを見せているなか、今回の事件がどのような影響を及ぼすのか気になるところだ。

今季アーミーでプレーした龍田がボンケットの練習に参加


今季アーミーでプレーしていた龍田がボンケットのトレーニングに参加しているようだ。

同クラブは、レギュラーシーズン優勝を飾ったが、トップ4によるプレイオフは敗退してしまった。しかし、トヨタメコンクラブ選手権を戦っており、初戦はラオトヨタ相手にアウェイで勝利。次戦はホームでミャンマーのヤンゴンユナイテッドと戦うことになっている。準決勝、ベトナム王者ビンズオンとの対戦へ1歩前進しているだけに、補強が可能であれば龍田は大きな戦力になるだろう。果たして単なる練習参加なのか。それとも今、そして来季を見据えてなのか。

2015-11-08

プノンペンクラウン 主力選手とスタッフが違反行為で契約解除へ


プノンペンクラウンは8日、所属選手7名とスタッフ4名が違反行為を行ったとして契約解除を発表。中には代表の主力選手もいる。

同クラブは、昨年も違法行為があったとして、主力だったGKヤティ、主将ソクンピアなどを放出していた。急速に改革進め、発展しているプノンペンクラウン。問題が起きれば確実に厳しい対処を行うことで、同国の他のクラブにもその影響はあるはずだ。

今年大きな盛り上がりを見せるカンボジアフットボール。しかし、プロフェッショナルとして意識や自覚はまだまだ十分ではない。まだまだこれから変えていかなければいけないところ、変わらなければけないところがはっきりと見えてきそうだ。

プレイオフ決勝を前に、そしてW杯予選を前に、どんな影響がでるか。ただ、これで弱体しまうようであれば、成長と発展はないだろう。

ナーガワールドが決勝へ


カンボジアリーグ プレイオフ準決勝第2戦、日程が変更されていたナーガワールドとボンケットアンコールの試合は7日、プノンペンのオリンピックスタジアムで行われた。試合はボンケットアンコールがバタナカなどのゴールで2-1で勝利するも、第1戦を1-3で落としていたため、合計スコア3-4でナーガワールドが決勝進出を果たした。

この結果、決勝はプノンペンクラウンとナーガワールド。3位決定戦はボンケットアンコールとカンボジアンタイガーに決定した。日程はまた後日お知らせします。

決勝には深澤選手と伴選手、日本人2名が出場しそうですね。楽しみです!

<カンボジアリーグ プレイオフ 準決勝 2NDレグ>
ナーガワールド 1-2 ボンケットアンコール
(トータルスコア 4-3でナーガワールドが決勝へ)