2015-11-30

トヨタメコンクラブ選手権 ボンケットアンコールが準決勝へ!


トヨタメコンクラブ選手権は29日、カンボジアのプノンペンで1回戦の最終戦が行われた。

カンボジア王者ボンケットアンコール。ミャンマー王者ヤンゴンユナイテッド。勝った方が準決勝へ進むことができる大事な一戦。ボンケットにとって、この1回戦でヤンゴンユナイテッド戦をホームで戦えることは大きなアドバンテージだったはずだ。おそらくこの試合がミャンマーで行われていたら…..結果は違ったかもしれない。

試合は3-0でボンケットがホームで勝利。1回戦を2連勝無失点で突破し、準決勝が行われるベトナムラウンドvsビンズオン・ベカメックス戦へと駒を進めることができた。この結果は偶然でも奇跡でもない。確かな成長と言っていいだろう。しかし、きっとベトナムで壁にぶつかるはずだ。いや、既にぶつかると予期しているかもしれない。だからそれを乗り越えるための準備をしてくる可能性もある。だとしたら、それも大きな成長と捉えたい。

どうにか決勝へ。タイ王者ブリラムの本気をカンボジア人が感じるチャンスはこの大会しかないのだから。

また、この試合では和田と龍田の日本人2選手が先発出場しました。ベトナムで、タイでこの2人が躍動するところを一人の日本人として見てみたい。準決勝は12月6日、ベトナム王者ベカメックス・ビンズオンと対戦する。

2015-11-29

今夜 トヨタメコンクラブ選手権 ボンケットとヤンゴンが対戦!


今夜、トヨタメコンクラブ選手権1回戦の最終戦がカンボジアで行われる。ホームのカンボジア王者ボンケットアンコールがミャンマー王者ヤンゴンユナイテッドと準決勝をかけて戦う。

トヨタメコンクラブ選手権2015のスケジュール
1
回戦
11
1  ラオトヨタ 0-2 ボンケットアンコール
11
22日 ミャンマーユナイテッド 5-2 ラオトヨタ
11
29日 ボンケットアンコール vs ミャンマーユナイテッド
準決勝
12
6日  ベカメックスビンズオン vs 1回戦の勝者
決勝
1220日 ブリラムユナイテッド vs 準決勝の勝者

今夜の試合では、勝った方が準決勝に進出だ。ボンケットアンコールは、レギュラーシーズンを制したがプレーオフは準決勝で敗退した。しかし、全てはこの大会にかける想い。そう捉えてもいいだろう気合いの入り方だ。攻撃力あるボンケットがホームを利を活かすことができるか。

また、相手ヤンゴンユナイテッドでシーズンを戦った日本人金古選手はどうやら登録されていない模様?そうなると、唯一の日本人選手はボンケットの和田、ただひとりになる。これも楽しみなひとつだ。


試合は今夜18時半、プノンペンのオリンピックスタジアムでキックオフだ。

2015-11-21

カンボジア代表 U-14 ASEAN Dream Football Tournament 出場へ



今年もタイのバンコクで「U-14 ASEAN Dream Football Tournament」が開催される。この大会は、元Jリーガーの木場昌雄氏も実行委員の一人を務め、また大会アンバサダーも就任している。そして大会後に3名が選出され日本のJリーグのクラブにも短期留学という形で招待する。

昨年開催された第1回大会では、ベガルタ仙台のアカデミーからカンボジアアカデミー代表監督に派遣されている壱岐監督率いるチームが、Jリーグのモンテディオ山形に勝利し大きな盛り上がりをみせた。もちろん今大会も参加へ。Jリーグでは川崎フロンターレと同組になったので、是非驚かせてほしい。

J
リーグ、タイ、マレーシア、ベトナム、そしてカンボジアと、第1回大会よりスケールアプ「U-14 ASEAN Dream Football Tournament」。単なる様々な国々のクラブ、代表が集まって戦う大会ではない。想像以上に得るものがある、とっても大きな、そして重要な大会だ。カンボジア代表の試合だけではなく、もし観戦する機会があったら是非チェックしてほしい大会だ!大会は12月、ムアントンユナイテッドの施設で行われる。


2015-11-19

プノンペンクラウンが中国のクラブと業務提携へ



プノンペンクラウンは19日、中国2部リーグGuangxi LongguidaFC广西龙桂达足球俱乐部)と業務提携(パートナーシップ)を行ったことを発表した。今後選手や指導者の派遣や親善試合などを積極的に行っていくとのことだ。

Guangxi Longguida FCは、まだ非常に歴史の浅いクラブだが、長期的な計画でクラブの発展に力を入れるなど、今現在のプノンペンクラウンにはちょうど良いパートナーなのかもしれない。なお、プノンペンクラウンは電通スポーツアジア(本社:シンガポール)と戦略的パートナーシップを組んでいる。

2015-11-18

カンボジア代表 ホームで日本に敗戦


W杯アジア2次予選は17日、各地で開催された。カンボジア代表はホームで日本代表と対戦し0-2で敗れた。9月のアウェイでは0-3。そしてホームでは0-2と、いずれも得点だけみれば大敗ではないものの、多くの部分で差は明らにあった。それでも、このW杯予選で日本と同組になってから、選手もファンも日本戦へのモチベーションは非常に高かった。香川や本田、長友や吉田など、欧州リーグが人気なカンボジアでは、彼らと試合ができる、彼らを見ることができる、カンボジアにくる。それだけでも素晴らしい経験、そして記憶になるのだ。だからといってもいいのかもしれない。シンガポールやアフガニスタン、シリアとの試合より、気持ちが入る。だから大敗に結びつくことがなかったのかもしれないと。

試合後、選手たちはユニフォームをもらうために必死であった。しかし、タイムアップの笛が鳴る94分間の彼らのプレーは本気そのものだった。そして昨夜はバタナカが途中出場。ウドンは出場なしと、注目選手がそれぞれスターティングメンバーを外れたのは残念だった。

10
番のソクンピアは
「残念な結果でしたが、ベストを尽くしました。そしてこれからもベストを尽くします」。主将を務めたティエリーは
「とても素晴らしい試合であり、記憶に残るものだった」とそれぞれ語っている。
また先制点に絡んだラヴォラヴィーは
「オウンゴールを献上してしまいすみません。そして皆さん、応援をありがとう」と感謝の気持ちを伝えていました。

カンボジア代表は、20日から中国で開催される国際大会に参加します。また、リーグ戦のプレイオフと、トヨタメコンクラブ選手権が同時期に開催されます。そのためメンバーは大幅に入れ替わる可能性がありますが、いい経験をした(する)だけではなく、確実に成長を遂げていってほしいものです。

2015-11-13

カンボジア代表 アフガニスタン代表に3失点で敗れる


W杯アジア2次予選>
カンボジア代表は12日、イランの首都テヘランでアフガニスタンと戦い0―3で敗れた。

これまでチームを引っ張ってきたソクンピアを欠き、得点力のあるラヴォラビィー。今季国内で爆発的な得点力を見せつけたバタナカなどがベンチスタートと、これまでとは違ったスターティングメンバーで臨んだが、結果を出すことはできなかった。

初めてのアジア2次予選はこれまで全敗と、期待とは程遠い結果ではあるが、残り2戦は決して消化試合になることはない。未来へどう繋げていくのか。1つのゴールがまたこの国を強くすることは確かだ。

しかし17日にプノンペンで開催される日本戦では、メインスタンドの半分を日本人に割り当てるなど、アウェイチームのリクエストをそのまま実現してしまうところは協会も考えなければいけないのかもしれない。本来は、1人でも多くの国民に見せ、チームの勝利のための後押しとホームの雰囲気を作らなければいけないはずだったからだ。親善試合ではない。これはW杯予選なのだから。

日本戦、ホームで意地を見せてほしいと願う。


11月12日 W杯アジア2次予選 (テヘラン イラン)
アフガニスタン 3-0 カンボジア


2015-11-12

カンボジア代表 今夜アフガニスタン戦!


カンボジア代表は今夜、W杯アジア2次予選でアフガニスタンと対戦する。会場はアフガニスタンのホームだが、国内の事情からイランのテヘランが会場となる。

イランの気温は10℃前後と、カンボジア代表チームにとっては慣れない寒いなかでの試合となる。また時差もあるため、まずは対戦国以外との戦いになる可能性もある。それでも、しっかり数日前にイラン入りし、入念にトレーニングに励む姿を見る限り、間違いなく勝ち点を獲りに来ていると言っていいだろう。

ここでも何度も書いている。イテフン監督は試合前の会見であまり欲を出すようなコメントはしない。しかし、それは表向きだけであって、チーム内では負けず嫌いな監督の姿をよくみることができる。このアフガニスタン戦、これまでチームの中心だった不動のエースソクンピアを怪我で欠くことになる。大きな戦力ダウンだ。また、中盤の頑張りや12番のハナも所属チームでは契約解除の通達を受けている。決して万全ではない。しかし、この2次予選を戦える喜び。そして未来へ。カンボジア代表は試合終了の笛が鳴るまで、絶対に走ることを止めないだろう。

期待していいと思います。絶対勝ち点獲って、そして日本戦へ。


2015-11-11

カンボジアフットボールに潜む闇 - プノンペンクラウンで八百長疑惑 -



プノンペンクラウンは、スポーツマンシップに反した違法行為を行ったとして、7選手と4人のスタッフを解約解除、または無期限の活動停止処分に罰した。そして違法行為とはやはり「八百長」だった。

圧倒的な強さを見せていた今季のプノンペンクラウンだったが、リーグ戦も終盤に近付いた試合で負け試合がいくつかあった。そのなかに今回問題となった「操作」があったというのだ。他のクラブは現在のところ関与していないとクラブは声明をだしており、あくまでも内々で起こったとしている。

この問題が明らかになったあと、キャプテンのボリスは「カンボジアフットボールに潜む闇」という表現をした。おそらく、明らかになっていないだけで、これ以上の不正もこれまであったのではないかと推測される。

今回の大事件、残念なことにそこまで大きく報道されていない。無関心ではないが、どこか東南アジア特有の嫌な空気感さえ感じる。しかし、プノンペンクラウンがこの問題に対し、大きく舵をきりだしたことは間違いないだろう。


著しく発展し、成長を遂げているカンボジアフットボール。多くのファンが足を運び、盛り上がりを見せているなか、今回の事件がどのような影響を及ぼすのか気になるところだ。

今季アーミーでプレーした龍田がボンケットの練習に参加


今季アーミーでプレーしていた龍田がボンケットのトレーニングに参加しているようだ。

同クラブは、レギュラーシーズン優勝を飾ったが、トップ4によるプレイオフは敗退してしまった。しかし、トヨタメコンクラブ選手権を戦っており、初戦はラオトヨタ相手にアウェイで勝利。次戦はホームでミャンマーのヤンゴンユナイテッドと戦うことになっている。準決勝、ベトナム王者ビンズオンとの対戦へ1歩前進しているだけに、補強が可能であれば龍田は大きな戦力になるだろう。果たして単なる練習参加なのか。それとも今、そして来季を見据えてなのか。

2015-11-08

プノンペンクラウン 主力選手とスタッフが違反行為で契約解除へ


プノンペンクラウンは8日、所属選手7名とスタッフ4名が違反行為を行ったとして契約解除を発表。中には代表の主力選手もいる。

同クラブは、昨年も違法行為があったとして、主力だったGKヤティ、主将ソクンピアなどを放出していた。急速に改革進め、発展しているプノンペンクラウン。問題が起きれば確実に厳しい対処を行うことで、同国の他のクラブにもその影響はあるはずだ。

今年大きな盛り上がりを見せるカンボジアフットボール。しかし、プロフェッショナルとして意識や自覚はまだまだ十分ではない。まだまだこれから変えていかなければいけないところ、変わらなければけないところがはっきりと見えてきそうだ。

プレイオフ決勝を前に、そしてW杯予選を前に、どんな影響がでるか。ただ、これで弱体しまうようであれば、成長と発展はないだろう。

ナーガワールドが決勝へ


カンボジアリーグ プレイオフ準決勝第2戦、日程が変更されていたナーガワールドとボンケットアンコールの試合は7日、プノンペンのオリンピックスタジアムで行われた。試合はボンケットアンコールがバタナカなどのゴールで2-1で勝利するも、第1戦を1-3で落としていたため、合計スコア3-4でナーガワールドが決勝進出を果たした。

この結果、決勝はプノンペンクラウンとナーガワールド。3位決定戦はボンケットアンコールとカンボジアンタイガーに決定した。日程はまた後日お知らせします。

決勝には深澤選手と伴選手、日本人2名が出場しそうですね。楽しみです!

<カンボジアリーグ プレイオフ 準決勝 2NDレグ>
ナーガワールド 1-2 ボンケットアンコール
(トータルスコア 4-3でナーガワールドが決勝へ)

2015-11-07

カンボジア代表 強化試合でアフリカンオールスターズに敗戦 / 副審は日本人が務めました

CAM photo agency / Masayori Ishikawa

CAM photo agency / Masayori Ishikawa

カンボジア代表は6日、オリンピックスタジアムでアフリカンオールスターズとW杯アジア2次予選アフガニスタン戦、日本戦に向けて強化試合を行い1-2で敗れた。

またこの試合で副審を務めたのは、アーミーFCの柳舘選手と6月にカンボジア代表のトレーナーとしてチームに帯同した金三津氏。現在カンボジアは審判不足が深刻であると、長年同国の審判発展のために尽力している唐木田氏は語っていた。

カンボジア代表は12日にアフガニスタン。17日のプノンペンで日本と対戦する。これまで全敗を喫しているカンボジア。意地を見せてほしいところだ。


2015-11-04

ヤンマーがカンボジア代表の公式パートナーへ!


現地メディアによると、カンボジアサッカー連盟とヤンマーは4日、正式にパートナーシップの契約締結を行ったことを発表した。小原氏が代行を務めた6月の代表戦でもヤンマーはサポートをしていたが、この度正式に代表チームをサポートすることになる。期間は今年と来年。

連盟関係者は記者会見で 「我々はトレーニングの充実や大会開始のためのスポンサーが必要だった。また選手やコーチ陣に対しても十分な報奨金を与えることができていなかったし、環境を改善する必要があった。そのための予算が必要でそのためのスポンサーを探してきた。」とコメント。ヤンマーの荒木健氏は 「発展と成長促進に貢献したい」とコメントしています。

この発表記者会見にはカンボジアサッカー連盟、ヤンマー荒木健氏の他、田嶋幸三氏も同席しました。今月の日本戦を前に日系企業とパートナーシップの契約締結をしたカンボジア。17日、日本を驚かすことはできるだろうか。



<強化試合>カンボジア代表 ブルネイに6得点で勝利!


カンボジア代表は3日、W杯予選(アフガニスタン戦、日本戦)に向けて、ブルネイ代表とプノンペンで強化試合を行い、6-1で勝利した。この試合、トヨタメコンクラブ選手権を戦ったボンケットアンコールの選手はプレーしなかったため、ベストメンバーではなかったものの、アフガニスタンとの試合に向けて弾みとなるゴールラッシュとなった。

W杯予選で全敗中のカンボジア代表は、この11月に行われるアフガニスタン戦と日本戦で勝ち点獲得を目指す。

2015-11-02

トヨタメコンクラブ選手権が開幕!ボンケットアンコールがアウェイで勝利!




トヨタメコンクラブ選手権は1日、ラオスのビエンチャンで開幕した。開幕戦はラオトヨタ(ラオプレミアリーグ王者)がホームにボンケットアンコール(メトフォンカンボジアリーグ)を迎えた。

試合は、ボンケットアンコールのエース バタナカが44分と88分に得点を奪い、20で開幕戦を飾った。カンボジア勢は、第1回大会に続きラオスのチームには負けなしだ。しかし、浮かれてばかりはいられない。上にいかなければ、この勝利にも意味はない。おそらく得点を決めたバタナカなどは高い意識を持ってやっていることだろう。まずは準決勝、ベトナムでビンズオンと戦うことところまでは進まなければいけない。それでも、アウェイでの勝利には心から拍手を送りたい。

日本人ではラオトヨタの本間、井原。そしてボンケットの和田。それぞれがピッチに立った。また、ボンケットの日本人は和田選手以外に、楫野安侑実さんもトレーナーとしてベンチ入りした。日本人として素直に嬉しい開幕戦でした。

<トヨタメコンクラブ選手権 開幕戦>
ラオトヨタ 0-2 ボンケットアンコール
得点:チャン バタナカ(44、88)

2015-11-01

2015 トヨタメコンクラブ選手権 今夜開幕!


今夜、2015トヨタメコンクラブ選手権がラオスのビエンチャンで開幕する。1回戦はラオス、カンボジア、ミャンマーのクラブが各1試合ずつ対戦し、1位のクラブが準決勝(開催地)ベトナムでトヨタベトナムリーグ王者、ベカメックスビンズオンと決勝をかけて戦うことになる。

※ラオトヨタは開幕戦のボンケットアンコール戦がホーム。ミャンマーのヤンゴンユナイテッドはラオトヨタ戦。ボンケットアンコールはヤンゴンユナイテッド戦をそれぞれホームで試合を行うことが事前の抽選会で決まっている。

開幕戦は、ホームで今季のラオプレミアリーグ王者であるラオトヨタFCと、メトフォンカンボジアリーグ(レギュラーシーズン)王者、ボンケットアンコールFCが激突。ラオトヨタには、日本人では2年連続ラオプレミアリーグ得点王を獲得している本間と井原が所属。ボンケットアンコールには和田が所属。3選手とも今夜スタメンの可能性は大である。

両チームとも強力な攻撃陣を誇ることから、今夜は点の取り合いになる可能性もある(一方的な試合になる可能性も…..)。とにかく初戦で勝ち点3を獲れば、準決勝へ大きく前進することになる。大事な試合だ。

メコン地域のクラブにとって、夢のある大会。価値ある大会へ。まずは初戦、素晴らしい試合を期待したい。そしてカンボジア、ボンケットアンコールの勝利を祈りたい!

<2015 トヨタメコンクラブ選手権>
1回戦 ビエンチャン ラオス 18:00(日本との時差2時間)
ラオトヨタ vs ボンケットアンコール