2015-02-24

太田敬人 カンボジアリーグ5シーズン目へ

Photo Khmer Goal

 リーグ開幕日がはっきりしていないなかではあるが、今季もカンボジアでプレーする日本人の数は10名を超えそうだ。そのなかに、同国リーグで日本人プロ第1号になった太田敬人の姿もある。2010年にタイリーグでプロ生活をスタートさせ、その後カンボジアへ渡った初年度にはプノンペンクラウンで優勝を経験した。今季は昨年プレーしたビル ブライト ユナイテッドから、アーミーFCに移籍し同国で5シーズン目を迎える。

 昨年、所属するビルブライトユナイテッドでプレシーズンを始動させた太田。当時フンセンカップに向けての練習試合が多く、外国人がプレーする時間は限られていた。それでも出場すれば、凸凹で荒れたピッチの上で短い時間でも自分の持ってる力を十分に発揮し、監督からの評価もまずまずだったが、年の瀬迫る12月、太田はあえて環境を変えることを選んだ。

 アーミーFCは、カンボジアリーグで使用するアーミースタジアム(オールドスタジアム)を本拠地としている。また、今季よりタイの大手スポーツメーカーであるグランドスポーツがユニフォームサプライヤー(契約内容は不明)になった。太田は 「クラブが考える今後へのビジョンがしっかりとしているので楽しみです。」 と、同クラブへの期待感を口にしていた。まずはスタメンに定着することが目標になるが、今季どれだけピッチに立ち躍動してくれるのか楽しみである。

 そして、太田はプロ選手として生活を送りながら、自身が代表を務めるフットボールアカデミーで同国内の育成、普及にも積極的に取り組んでいる。昨年はYAMAHAと国際大会を開催し、カンボジアと日本やシンガポールの育成年代を繋いだ。発展と成長、この国のフットボールの未来を見据えるこれらの活動にも注目していきたい。

太田敬人

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