2015-03-02

資金難で活動できないカンボジアフットサル代表


 ここ数年、カンボジア全土でフットサル場の建設が進み、競技を楽しむ人が増えてきた。まるで日本企業の進出に似る勢いだ。週末には、日本のように大会が開催されていることも珍しくなく、今後もこの人気が衰えていくことはないだろう。しかし、その人気とは逆行するかのようにカンボジアフットサル代表はというと、連盟は資金難を理由に活動を停止している。

 今年も10月にアセアンサッカー連盟(AFF)主催のAFFフットサル選手権がインドネシアで開催されるが、そこにカンボジアの名前はない。同大会は2001年から開催されており、今年で12回目の開催になる。過去カンボジアは3大会に出場しており、最近では2012年に参加した。

 現地メディアによると、連盟は現在のところフットサル代表を強化する資金はないとし、今後も難しいのではないかという見方だ。人気が高くなる一方で、プロ、またはセミプロリーグの整備すらされず、さらに代表の活動が止まっているということは、かなりもったいない気がする。今後チャンスがあれば、是非Fリーグなど、日本にサポートしてもらいたいところだ。

 今年のAFF選手権には、シンガポールが第1回大会以来の参加を決めたことに、少々驚きがあったようだ。同大会には、カンボジア以外の加盟国11カ国が参加することを決めており、上位3カ国がAFCフットサル選手権への出場権を獲得することになっている。

0 件のコメント:

コメントを投稿