2015-06-22

企業の注目を集めるカンボジアフットボール

ⓒSabay News

 今年に入り、カンボジアフットボールを取り扱うメディアに投資する企業が増えている。写真は、先月シンガポールで開催されたシーゲームの時の1枚だ。これは携帯会社Smartが大手情報サイトであるサバイニュースの写真に広告を打っているのである。そして企業やフリーカメラマンは、その広告費を取材費等に充てている。そうでなければ、海外への取材は難しいと言っていいだろう。

 なぜテレビや雑誌ではないく、情報サイトやソーシャルメディアなどと組むのか。実は、カンボジアではここ数年で急激にスマートフォンの普及率が上がった。そしてそれと同じくして、人々はFacebookInstagramでコミュニケーションをとるようになった。そのため、ソーシャルメディアなどの方が確実に多くの人の目に留まるし、しかも低コストだから言うことなしだ。昨年のスズキカップ予選ラウンド前ぐらいから、代表チームが好ゲーム演じ、ファンの期待も高まっていった。当サイトのFacebookページも、約4,000いいねに対して、リーチ数は2,000~10,000以上と人々の期待を伺うことができる。

 これから国内リーグがスタートする。タイほどではないが、クラブによってはソーシャルメディアを通してチームのプロモーションにも力を入れている。チームの成績、また注目を集めれば、クラブを支援する企業も増えてくるだろう。

 カンボジアフットボールは新たな時代に突入した。しかし、代表とリーグは違う。そのなかで、各クラブがどのような取組をしていくか。確実にその取組みが反映される、そんなシーズンにもなるだろうと、今から楽しみである。

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