2015-12-20

カンボジアンタイガー ウエスタンプノンペンと戦略的統合へ


カンボジアンタイガーFC15日、ウエスタンプノンペン(母体:ウエスタン大学)の戦略的統合を発表した。

内容は以下の通り(公式より)
・チーム名:カンボジアンタイガーFC(ロゴも現在のまま)
・代表者:加藤明拓
・現地責任者(GM) 吉田健次
Media OfficerBunKeo
・運営会社:Western Tiger()
・稼働開始:201611

ウエスタンプノンペンを運営するウエスタングループは、国内でも有力企業だそうで、大学をはじめ、LINECambodia、映画館、カフェチェーンなども展開しているとのこと。今季は自前のスタジアムを短期間で建設し、リーグの活性化にも貢献した。また、同スタジアムをカンボジアンタイガーもホームスタジアムとして使用していた経緯もある。

まず当面の目標は、加藤代表も語っているように、ボンケットやクラウンに対抗できるチーム作り。つまり同国でトップクラブを目指すことになるのだろう。その先の目標として東南アジアNo1も目標に掲げている。


現在ボンケットアンコールがトヨタメコンクラブ選手権決勝(今夜決勝vsブリラムユナイテッド)まで進むなど、近年カンボジアフットボールの成長と発展は急速に進んでいる。しかし、ボンケットでさえAFCの大会には基準上出場できない。もっといえば、基準に達している可能性が十分にあるクラウンも、リーグの運営基準が満たしていないため、どれだけよい成績を国内で残しても出場できないという問題がある。

これらの問題を系クラブカンボジアンタイガーが解決する、そのキッカケとなれるのか。まずは先にも書いたが、クラブ作り。財政、組織、アカデミー、スタジアムなど、必要な基準をクリアしていくことが大事だ。同時に、サッカー連盟やクラウンなどとリーグ運営方法をしっかり議論していく必要がある。その行動がはやければはやいほど、国際大会へ道も近くなるはずだ。

今年は代表で大きな盛り上がりを見せたカンボジア。来年はスズキカップ予選がカンボジアで行われる。再び盛り上がることは間違いない。しかし、代表だけではなくリーグも同じような熱狂になるよう、来年はさらに期待したい。

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