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東南アジア競技大会(シーゲーム)2015 予選最終戦
カンボジア 3-3 ミャンマー
メダルを狙った東南アジア競技大会は、1勝2敗1分と結果としては期待を裏切った形になったカンボジア。6失点で大敗したインドネシア戦後、Facebookには守備陣への不満で投稿が溢れかえった。そしてシンガポール戦、その批判を受けてか、チームとしての判断か、守備的なシステムに変更し、あまりにも退屈な試合内容で敗戦。そしてこの試合では、レフェリーを批判した。
何よりも気になったのは、カンボジア五輪委員関係者が不満を書き込んでいたことだ。暗にイテフン監督の戦術を批判するものだった。ファン、関係者の批判。もしかしたらインドネシア戦で、カンボジアのシーゲームは終わっていたのかもしれない。
それでもピッチで戦っている選手の目は死んでいなかった。そしてカンボジア人以外のアセアン諸国の関係者は、結果とは釣り合わないほどカンボジアの選手を好評価した。大会前は、メダルの可能性はある。今大会を驚かせるのはカンボジアだ。そんな声も多かったのだ。
しかし、大敗すれば守備陣を、レフェリーを、身内が、ファンが批判し、ナショナルチームとしてひとつになれず、むしろ大会中にあらゆるものが崩壊してしまったことが残念でならない。ただ、ミャンマー戦で見せた諦めないプレーと戦う目。そして勝てる試合を落とした未熟さ。これらの姿勢と経験は、確実に今後の糧になるだろう。いや、そうさせなくてはならない。
さて、シーゲームは終盤です。きっと面白い試合になるでしょう。YouTubeでも視聴できるで是非お時間あれば、アセアンの熱狂を感じてみてください。